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(1)生育経過と生産課題 開花は平年より2日早く、着果量も8月の調査時点で平年の113%と、肥大と着果数において、生育は順調に推移しました。
しかし、7月中旬以降の日照不足と低温によって、その後の生育(肥大や着色進展)に大きく影響し、収穫期には平年並の肥大・着色推移となりました。10月の台風は、ほとんどの地域で落果や枝・葉ずれなどの被害をもたらし、出荷品は減少、等級落ちや日持ちの低下につながりました。気象変動に負けない柿づくりが大きな課題ですが、次年度への課題はそのほかにもあります。
ケムシやカイガラムシ、すす点・落葉病に重点を置いた防除対策、徹底した摘蕾・摘果と肥培管理などの見直しも必要です。
特別指導員、JA、関係機関からの情報や指導会へも積極的に参加し、産地全体で、大玉・安定収量を目指しましょう。
(2)集荷・選果実績と販売課題(JA佐渡選果場) 選果場の集荷実績は98,881ケース(20kgコンテナ)で、昨年比75%となりました。
2級品率が17%、S比率は14%といずれも平年より高くなりました。一方、大玉の指標であるL以上比率は、39%と昨年の60%から大きく落ち込みました。
品質面では、汚損果や軟果の発生率が平年よりやや高くなりました。
選果場は、出荷販売量が少ないなか、2級果及びS玉果の最終日まで取り扱いや台風被害果の軽微なものの特別集荷などの対応をしました。
販売は、厳しい経済情勢の影響を受け低い水準での相場となり、最終的にはキロ単価192円(JA佐渡中央・赤泊選果場平均)という結果でした。
こうしたなか、佐渡と環境にやさしい柿づくりを前面に打ち出し、大手量販店への流通コストを抑えた直接契約販売や販売促進活動を実践し、販売力強化への新たな取り組みも実践しました。
再生産価格の確保のための販売課題は、取引市場へのさらなる的確な情報提供と計画的出荷はもちろん、一定程度の「直接契約販売」や「出荷経費を抑えた出荷方法」などに早く取り組む必要があると考えます。
将来的な基盤確保とともに収量・品質の向上のための改植、女性生産者、新規栽培者、経験の浅い生産者への指導サポート等、担い手対策の強化が必要です。
そのためにも、関係機関やJAとともに具体的な目標を持ち、体制づくりなどを協議し産地全体で実践していきましょう。
●過去13年間のおけさ柿集荷量と販売価格●

●平成21年度 JA佐渡 おけさ柿選果場集荷販売状況●
(12月14日現在)
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